まずは消臭。治療や体質改善はそれから
過敏性腸症候群ガス型から解放されて早10年。しかし過敏性腸症候群ガス型に悩まされた年月はまだそれ以上あります。
発症当時インターネットは普及していましたが、まだこの病気にがついて情報は少なく消化器内科クリニックにかかっても院長先生に「なにそれ」と一蹴される状況でした。
周囲から嫌悪され憎まれ、そんなことしたくないのにただ存在するだけで迷惑をかけて・・・
どうすればいいのか分かりませんでした。
当時10代だった私は実家にあるPCで一生懸命調べたものです。
「おならを減らすには」「おならの臭いをなくすためには」「ストレスを減らすためには」
なんとかして自分からおならの臭いが発生し周囲に蔓延することを防ぎたかったのです。
「過敏性腸症候群」というキーワードは入手できたのでその治療法や体質改善、それに関する生活習慣について必死になって毎日のように調べていましたが、結局のところ何年も状況は改善しませんでした。
直接私には言ってきませんが、聞こえるように非難する言葉を浴びせられる毎日。
会話したことない人からもたくさん・・・。
自分という存在が自分にとっても他人にとっても最悪なものである日々。
常に怯えていました。
転機
20代半ば。社会人でありすでに配偶者と子どもがおりました。
不思議なことに家族にはほとんど臭いを指摘されることはありませんでした。
心を許すことができる数少ない存在の前では症状が現れない病気・・・。やはりこれは心の病なんだと実感し更に一人もがき苦しんでいました。
そんななんかインターネットで偶然に見つけることができた「過敏性腸症候群ガス型用消臭パンツ」。
自分の身体を変え症状をなくすことに必死だった私でしたが、それはそのままに症状を周囲に感じさせないアイテムがあることに目からうろこな気持ちでした。
ましてや過敏性腸症候群ガス型患者に向けたアイテムだなんて・・・・。
時代が変わってきている、この世の中にこの病気への味方が現れ始めていると実感した瞬間でした。