まだ過去に向き合えない。今も癒されない傷。それでも・・・
私が罹った過敏性腸症候群ガス型は重症例だったのだと思います。
なぜなら臭いおならが漏れ出ているという自覚が全く無かったから。
「いつした?」「本当に自分なのか?」といつも半信半疑で戸惑いを感じると共に「何故こんなことが起こっているのか意味が分からない」という現実が只々怖かったです。
何年も毎日が地獄でした。
特に学生時代は満員の電車とバスを乗り継いでの通学、高校は進学クラスだったため朝早くから夕暮れまでの授業、クラスメートからの怒りや嫌悪の眼差し。大学に進学後も同様でした。
誰もわかってくれない。自分すら分からない。言葉にもできない。声を上げられない。
脱出方法が見つからない孤独と恐怖の迷路に何年も閉じ込められたようなような感覚でした。
これは現実なのか・・・・
本気で死を考える毎日を送りました。
治ってから10年・・・。
何で治ったのかもわかりません。
過敏性腸症候群ガス型に苦しみもがきながらも就職して必死に働いて現在の地位に就くと並行して、結婚して子供が生まれ家族の為に一生懸命頑張って・・・
時々臭いと周囲から言われることはありましたが、過敏性腸症候群ガス型に悩まされる隙がほとんどないくらい忙しい日々に忙殺されて日々を過ごしていたからかもしれません。
しかし現在でもまたいつ嫌悪の眼差しを向けられるようになるか分からないという恐怖がずっと自分に付きまとっています。
ここに自分が経験した具体的な事例を書こうと思いましたが、苦しくなりそうなので止めました。
それよりも今もかつての私と同じように苦しんでいる人がいるならば、一分一秒でも早くその地獄から抜け出せるようにお手伝いしたい。
そう思い、このブログを書こうとPCに向かっています。